セキ・タン・息切れなどが続いて、病院でCOPD(慢性閉塞性肺疾患)だと診断されると残念ながら回復する見込みはありません!
ですが投薬治療や食事療法・呼吸理学療法などを受けることで、COPDの進行を大幅に遅らせることは出来るので、回復しないからといって悲観的な考えをするの大きな間違いです。
呼吸理学療法とは、呼吸訓練や排タン法といった呼吸に関連するトレーニングを中心とした理学療法のことで、肺機能が失われていない部分を活用して、COPD患者さんの生活の質を改善させることを目的としている!
こんにちは、運営者のMappyです。
残された肺機能をトレーニングすることで、
日常生活での簡単な運動能力はある程度改善できる
呼吸理学療法でトレーニングを行うことで、息苦しさは改善していく!
先ほど書いた、呼吸理学療法には、呼吸訓練や排タン法の他にもリラクゼーション・呼吸筋トレーニング・胸郭可動域訓練(きょうかくかどういきくんれん)・運動療法などさまざまな種類のトレーニング法があります。
COPDの症状は放っておくと、呼吸機能がますます低下して息苦しさが悪化していくので、事前に呼吸理学療法を行い①呼吸器症状の緩和(呼吸困難の改善)・②日常生活指導(簡単な運動が可能に)・③心理面のケア(不安を取り除く)などのサポートが必要になってくる。
またトレーニングをして呼吸器の症状が緩和してくると、風邪やインフルエンザなどの予防に繋がりCOPDの増悪になりにくく、精神的にも落ち着いてくるのでウツ状態の予防にも繋がります!
呼吸理学療法でCOPD患者に行われる4つのリハビリテーション法!
代表的な呼吸リハビリテーションとして1:リラクゼーション、2:腹式呼吸、3:口すぼめ呼吸、4:全身筋力強化のがありそれぞれ患者さんの症状と照らし合わせ最善な方法を選択します。
ただし、間違った方法や急激な訓練を行うと症状が悪化して危険な状態になる場合が考えられるので、ご自分で行う場合でも訓練方法や回数などは主治医と相談して実行するように!
1:リラクゼーション
肺が膨張によって呼吸補助筋は常に緊張した状態なので、リラクゼーションを行うことにより緊張を緩めます!
参考画像:hsct.jp[運動]
① 楽な姿勢で立ち、足を肩幅ぐらいに開き、背筋を伸ばしてリラックスします。
② 両肩を同時にギュッと引き上げる
③ 引き上げた両肩の力を抜いてストンと落とす
この動作を行うことで、首や肩の筋肉の緊張状態を和らげる効果が期待できる。両肩を引き上げてから下ろすまでを1回とし、10回を1セットと数え1日2セットを目安にすること!
2:腹式呼吸の練習
腹式呼吸は、肺だけで呼吸するのではなく、肺の下にある横隔膜(おうかくまく)を押し上げたり下げたりして肺の動きを助ける呼吸法です。
息を吸う時は鼻から、おなかがゆっくりとふくらむように吸い込んでいくこと!反対に息を吐き出すときは、ゆっくりと吐き出すために口すぼめ呼吸を行いお腹をへこませること!
参考画像:hsct.jp[運動]
① 仰向けに寝て、膝を軽く曲げ、ひざの下に枕を当てて下さい。そして手のひらをお腹と胸の上におきます。
② 鼻からゆっくりと息を吸い込み、手のひらでお腹が膨れてくるのを感じたら、今度は口すぼめ呼吸で吐き出して下さい!
※注意点としては、息を吸い込んだ時や吐き出した時に胸の当たりが上下に動かないように身体全体の力を抜いて行うこと!
息を吸い込んでから吐き出すまでを1回とし、5回を1セットと数え1日2セットを目安にすること!
3:口すぼめ呼吸の練習
参考画像:hsct.jp[運動]
腹式呼吸をする時や息を吸い込むときは鼻から吸い込みますが、吐き出すときだけは口をすぼめて吐き出します、コツとしては吸うときの2倍~5倍ほど時間をかけて吐き出すこと!
口すぼめ呼吸を上手に行うには、上下の歯を軽く合わせ「スゥー」という音を出しながら息を吐き出すか、又は上の歯を軽く下唇に当てて「フゥー」という音を出しながら練習するとよいです。
4:全身の筋力強化訓練
COPDが進行すると肺機能が低下して呼吸がしづらくなるので、簡単な運動でも極度の息苦しさを訴え次第に体を動かさなくなっていく患者さんが多い!
しかし全身の筋力を高めることで、肺機能は改善され息苦しさを軽減することは可能なので簡単な運動は出来るまでには回復する。
参考画像:hsct.jp[運動]
担当医の判断にも左右されますが、症状が安定しているときは毎日15分~30分ほどのウォーキングは肺の負担を軽減する効果が期待できます!
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